ボククボのくよくよ日記

ボククボがくよくよしながら日々ちょっとずつ成長していく記録

超オススメ自己啓発書 “夢をかなえるゾウ” 紹介!

ぼく、けっこう自己啓発書を読むんですよね。

中学生の時くらいからたまーに読んで、高校の時なんか「ダメな自分を変えたい!」っていう気持ちは強かったのでめちゃくちゃ読んでました。でも、自己啓発書ってけっこう否定的な人が多いですよね。

ぼくは自己啓発書を読むことって普通にいいことだと思ってたんですけど、ある時女友達と本屋巡りしてる時に「ぼく自己啓発書よく読むんだよね〜」って言ったら、「え、そんなの読んでどうするの?」って引かれた時のことは忘れられません。しかもその子はどんな本読むかっていったら、ゲームの攻略本ばっかりらしいですからね。ゲームの攻略本よりは役に立つだろ!って感じでしたけど笑

でも確かに、自己啓発書に否定的な人の気持ちはよく分かります。

つまり、「本なんか読んで変わるの?」ってことなんですよね。
本を読んでその教えの通りに変われるのなら、誰も苦労しません。読んでも、変わろうという気、もしくは変わった気になるだけで、実際には変われないケースが大半です。だからこそ書店には常に新たな自己啓発書が目立つ所に置かれているわけです。もし本当に自己啓発書で変われるなら、たとえば「7つの習慣」が世界的ベストセラーになった時点で、新たな自己啓発書は売れなくなっているでしょう。

 

―それを皆知っているからこそ、一生懸命ラインマーカーを引きながら自己啓発書を読む人を世間は馬鹿にするのです。それはある意味当然の反応と言えます。

が、ぼくは、それでも自己啓発書には何らかの意味があると思っています。それは場合によるのではないかと。これは、「人を変える力がある自己啓発書もある」という意味ではなく、自己啓発書によって変わる人もいる」という意味です。

その人に本の教えを吸収できる力がなければ、どんなに優れた自己啓発書を読んでも意味がないでしょうし、逆にそれほど優れた自己啓発書でなくても、きちんと吸収できる人が読めば何らかのプラスの効果は得られるでしょう。要は人次第だと思います。

さて、「自分は本の内容を吸収できる/したい」という人のために、ぼくが今までで1番気に入っている自己啓発書を紹介します!

それは、“夢をかなえるゾウ”です。

 

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ありえないくらいふざけた装丁ですね。

なんなんでしょう、このやる気のなさそうな雑な絵は。本の内容が全く伝わってきません。ぼくは最初、子ども向けの絵本かと思いました。

でもたぶん、知っている人は多いのではないかと思います!9年前にベストセラーになり、連日ニュースで取り上げられた本ですから。

これは、「どうやったら成功できるか」を小説仕立てでユーモア抜群に書いた、超斬新な自己啓発書です。単に「こういうことが大事です」と真面目に教えるのではなく、ギャグ満載の小説を読んでいるうちに、自然と成功法則を覚えていくという画期的なスタイルになっています。

 

分かりやすくて面白くて役に立つ!必ず万人受けする、超超超お勧めの必読書です!

では、内容を紹介していきます!

 

「変われない」主人公

主人公は若い普通のサラリーマンです。ある日、会社の先輩に誘われ、有名人やセレブばかり集まるかなりリッチなパーティーに参加しました。当然誰にも相手にされなかった主人公は帰ってから大泣きして叫びます。

「ぼくだって昔はすごかったんだ。だけど今は普通。超普通。いやだよこんなの!」

すると、ガネーシャという、インド象のくせになぜか関西弁の神様が突然現れ、「自分(大阪弁で「お前」)、覚悟できてんの?そんなに変わりたいなら、絶対変われる成功法則を教えたるで」と言ってきます。

突然のことで困惑しながらも、主人公はその言葉を受け、こんなことを思います。

 

このままでは終わりたくないと思っている。成功したい。有名になりたい。今のままじゃダメだ。それは分かってる。でも、「変わる」って。口にするのはとても簡単だけど、実行するのがこんなにも難しい言葉はないんじゃないだろうか。以前、人生を変えようと一大決心をしてインドに行ったけど、今は結局、インドに行く前とまったく変わらない生活を送っている僕がいる。そんな僕を僕はまた少し嫌いになりかけていた。

しかも、それがはじめてじゃなかった。

今まで、僕は何度も何度も、変わろうと決心してきた。目標を決めて毎日必ず実行しようと思ったり、仕事が終わって家に帰ってきてからも勉強しようとするのだけど、でもだめだった。「やってやる!」そう思ってテンションが上がってる時はいいけれど、結局何も続かなくて、三日坊主で終わってしまって、もしかしたら「やってやる!」って思った時より自分に自信を失っていて……そんなパターンばっかりだった。

変わりたいと思う。

でも、いつしか「変わりたい」という思いは、「どうせ変われない」という思いとワンセットでやってくるようになっていた。

 

どうでしょう、すごくないですか、これ。自分のことを普通、もしくはダメだと思っている人にはすごくよく分かるのではないでしょうか。ぼくもこの主人公の気持ちが痛いほど分かるのです。ぼくも、「変わろう」とこれまで何十回も思ってきて、それでも変われない、のくり返しでした。

そして主人公は、ガネーシャに「本当に変わりたいのか変わりたくないのか、どっちや」と聞かれ、さらにこう考えます。

 

「きっかけさえあれば」いつも、そう思っている。まだそのきっかけが僕には来ていないだけなんだ、そう自分に言い聞かせてきた。

……でも、本当は「きっかけ」なんてたくさん転がっていて、恥ずかしい思いをしたり嫌な思いをした時がそれだったのかもしれないけど、そのきっかけを、僕は今までずっと素通りしてきたんだ。だからこのままでは「きっかけ」なんて来ない。それが「きっかけ」であることを決めるのは、今この瞬間の僕なんだ。

 

ここも共感できる人が多いのではないかと思います。何か劇的なきっかけがあれば変われるのに、とそのドラマチックな瞬間を待ち望み、時々はそうした瞬間が来るものの、やはり変われず、「今のは本当のきっかけじゃなかったんだ。またくるさ」と自分の心をごまかしてしまう。ぼくもその連続でした。いや、今もそうです。

 

とにかく、主人公は「これがきっかけだ」と決め、ガネーシャと「必ず人生を変える」という契約を結びます。

 

簡単すぎる課題といい加減なガネーシャ

ガネーシャは、毎日一つずつ「課題」を主人公に出していきます。 

それは、「靴を磨く」とか「トイレ掃除をする」とか、びっくりするほど簡単なことばかり。主人公は思わず拍子抜けしてしまいます。

しかも、ガネーシャは全然きちんとした神様ではないのです。「食事は腹八分におさえて自分をコントロールせえや」と言うくせに自分は腹が出てるし、「何かをやめることが大事なんや」と言いながらタバコを吸ったりします。わがままだしすぐ泣くし、ギャグはつまらないし、超いい加減な神様です。

 

 しかし、それがこの本の魅力なのです。

主人公はガネーシャに「靴磨けや!」と乱暴に指図され、「こんなことやって本当に成功するんですか?」と半信半疑で取り組みます。また「朝食にベーコンがないってどういうことやねん!ワシのベーコン欲を見抜けや!」と言われ「人の欲しいものを先取りする」という課題を与えられたり、「人を笑わせる」という課題の見本を見せるために滑り芸を披露されたり、もう無茶苦茶なやり取りの中で課題をこなしていきます。

あきれたり喧嘩したりしながら課題をこなしていく内に、主人公はその課題の中に隠された大切な教えに自然と気づいていくのです。

たとえば、靴を磨くというのは「自分を支えている道具を大切に扱う癖をつけるため」、トイレ掃除をするのは「人が一番いやがることを率先してやることの大切さに気づくため」などです。そうやって主人公は少しずつ少しずつ成長していきます。

 

学んだだけでは、変われない

ところが、本の終盤で、ガネーシャはとんでもないことを言い出します。

 

「自分、このままじゃ変われへん思うねん」

 

 と。そして主人公にこう言い放ちます。

 

「今はワシがいるから課題を頑張れてるけど、ワシがいなくなったらダメになってしまうんや。だってワシの教えを学んだから今期待しとるんやろうけど、ワシの教えは、実は全部自分の本棚に書いてあることなんやで

 

そう、ガネーシャが言ってきたことは実はとっくにあらゆる自己啓発書に書いてあることであり、主人公は以前本を読んでその箇所に付箋を貼り、「変わるぞ」と意気込んでいたのでした。それでも変われていなかったのです。

 

「人が変われるのは、教えを学んだ時やのうて、立って行動した時だけや」

 

そうガネーシャは断言し、主人公に「必ず教えを実行に移すこと」を約束させます。

 

ぼくは教えを実行に移さなかった

この物語の結論を言うと、主人公はきちんと最後まで課題をこなし、見事に自分の夢を掴んで成功します。

そして当時中学2年生くらいだったぼくは、「あぁ良かった、素晴らしい本だ!よし、ぼくもこの本に書いてあったことを実行して成功しよう!」と強く思いました。

 

……思って、ぼくは課題をひとつもこなしませんでした。

 

そう、あれほど「課題を実行に移すこと」と書いてあり、ぼくもそのように決意したにも関わらず、ぼくは翌日も翌々日も課題に手をつけず、いつの間にか「夢をかなえるゾウ」は本棚でほこりをかぶっていました。第一の課題の「靴を磨く」にすら手をつけなかったのです。

なぜか。それは、「それだけ、『実行に移す』ということが難しいから」です。もっと簡単に言えば、「めんどくさかったから」です。

世の中には、たくさんの「こうした方がいい」という教えがあります。それは本の中にも書いてあるし、親や先生から言われることもあります。人に言われたことは強制力があるのでその場ではやるかもしれませんが、結局長続きしないことが大半でしょう。たとえばぼくは「姿勢よく食べなさい」と言われ、そうした方がいいのだろうなと思いながら結局できていません。

人間はそれだけ、行動を変えることを億劫に感じる生き物なのです。ましてや、本に書いてあることを、誰にも強制されない状況で実行し、しかも習慣にするなどもはや奇跡の領域でしょう。しかし、行動し習慣にしないと意味がない。だから自己啓発書を読んでも人は変わらないのです。

「この物語の主人公にはガネーシャがいたから変われたんだよ。ガネーシャが傍にいないぼくには無理だ」と、ぼくは変わることを諦めました。

 

いつの間にか変わっていた

ところが、面白いことが起きました。

高校を卒業する頃、暇な時間があったので、ふと久しぶりにこの本を読んでみたんですね。そしたら、ぼくはその本に書いてあるほとんどの教えをできるようになっていたんですよね。

なぜこんなことが起きたかと言うと、この本の内容を無意識に考えていたからとかではなくて、現実で人に直接、厳しく教育をされていたからでした。

この本に書いてある「成功法則」というのは、大層な課題でも特別な裏技でもなんでもなくて、要は「人として大切なこと」なのです。「トイレ掃除の様な人が嫌がることを率先してやれば、人は自分を好いてくれるよ」とか、「人に親切にすればめぐりめぐって自分にかえってくるよ」とかいうことです。

ぼくには高校時代、自分をとても一生懸命に指導してくれた先生がいました。ぼくが間違えたりダメだったりしたときに毎回本気で怒ってくれ、ぼくはその度に反省し、少しずつ改善しようと心がけてきました。そうした3年間を送ったあとにこの本を読んでみたら、「あれ、気づいたら人として大切なこと身に付いてたじゃんぼく!!」となったわけです。

この時、ぼくは思いました。

「ああ、結局人を変えるのは、本ではなくて人なんだな」と。

 

ぼくは最近もちょくちょく自己啓発書を買って読みます。最近では「結局、『すぐやる人』がすべてを手に入れる』とか『7つの習慣 TEENS」とか。どれも読み込み、三色ボールペンでたくさん線を引いてますが、結局何一つ実行できてないし、何も変わっていません。やっぱり自分ダメだなぁ、と自己嫌悪の日々です。

ぼくはいつも強烈に思います。学んで得た教えを実行できる人になりたいと。人に言われたことや読んだ本の内容をあますところなく吸収し、成長できる人間になりたいと。

学びを実行に移すこと。一見簡単そうなのに、なぜできないのか。一番の敵は、自分の心の中に巣食う「めんどくさい」という感情です。こいつがぼくをダメにする全てです。こいつをなんとかしたい。なんとかしてほしい。そう願う日々です。

 

夢をかなえるゾウ、本当に素晴らしい本ですが、あなたがこれまで何冊か自己啓発書を読んで変わらなかったのなら、やはりこの本もあなたを変えることはできないかもしれません。ですが、もしあなたに、教えを実行に移すほんの少しの勇気と行動力があれば、人生を劇的に変えることになるでしょう。

どちらになるかはあなた次第ですが、是非1度読んでみることをお勧めします。